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【スキー】ニセコはインバウンド外人専用か?

今回は本当に真面目に考えないといけないお話なのでアフリエイト広告は無しです。

今日、衝撃的な情報を見てしまいました。ニセコの来シーズンの営業予定です。

公式HP⇒

www.niseko.ne.jp

昨シーズンから営業開始日が11月連休⇒12月中旬に大幅遅延となった上に、来シーズンは何と4/2までとなっています。これまでGWまで営業していたのを初めて大幅に短縮する変更になります。(4/3以降は営業を保証しないというスタンスですが、それでは誰も予定を入れられません。)

このような大幅な営業期間短縮の目的はインバウンド外人で儲かる期間だけ営業して、アーリーやスプリングなどリフト券価格を下げないといけないシーズンは無視するということでしょう。(インバウンド外人はパウダーだけが目的なので、アーリーやスプリングには来ません)

結果的に日本人軽視の姿勢が明確になりました。又、これだけの営業期間短縮をしておきながら、シーズン券は13万円以上しますし、50時間券は3,500円の値上げ。これではシーズン券や時間券を使うローカル排除(地元軽視)だと言われても仕方ありません。

私もこれまでは50時間券を買っていましたが、4/3以降GWまでの営業が保証されないのであれば、とても買うことは出来ません。

そして地元で宿やガイドなど、インバウンド外人だけでは無く日本人客も重要視している人達は少なからず打撃を受けると思います。但し元々スキー場オフィシャルのスキースクールは4月以降、少数のプライベートのみ受け付けでしたので、スキー場と同じく利益が向上するものと思いますが、イントラは厳しくなると思いますし、パトの皆さんや送迎バスの運転手さん、索道の方々など生活の計画が立てられなくなるので辛いと思います。

追い打ちをかけるように更なる問題もあります。既に来年GW位までの国内線の航空券は発売が開始されていますが、既にファーストクラスやプレミアムクラスは殆ど売り切れ(インバウンド狙いの売り止め?)になっていまして、ニセコのような飛行機を利用して国内移動をして行くスキー場へのチケットが既に取りにくい状況に加え、営業期間を保証されないのであれば現時点で宿を予約したりチケットを発券することは余りにリスキーなので出来ないという訳です。これではとても日本人による国内旅行を大切にしているとは言えない状況になっています。

日本人にも富裕層はいますし、日本人富裕層にもお金を使ってもらうべきだと思いますが、そういった層が乗る飛行機の席が取れないのであれば、彼らは来てくれません。結果予算が余り無くて余りお金を落とさない日本人しか来ないことになり、「やっぱり日本人は儲からないからインバウンド外人に注力しよう」となり、日本人としては「結局外人優先で嫌な思いをするから」と負のスパイラルになるだけです。

そして本当にニセコエリアは日本が敵国扱いをしている国に不動産を買い漁られており、森林が広範囲に伐採され見るも無残な状況になっています。(行けば自分の目で見れますよ)

これが岸田内閣の円安インバウンド所得倍増プランの実際の姿なんでしょうか?

ここまで政府、企業が自国民を軽視し、お金さえ入れば国土を売り渡しても良いと言わんばかりの行為をする国が他にあるのでしょうか?とても酷い状況です。これを変えていくには日本人を重視する政策を実行できる政治家を出していくしかありません。どこに誰に投票するか、本当に今回の選挙は日本国民一人一人の姿勢が問われていると思います。

※現時点、4/3以降の営業はもう期待せず、他で滑るか釣りをする計画で予定を立てることにしました。リフト券も割高ですが10時間券をこまめに買うようにします。