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【NV200】中華製カーサイドシェルター その2

前回ご報告した中華製カーサイドシェルターを実際に使ってみました!

前回の記事はこちら⇒

【NV200】中華製カーサイドシェルター - 日々イノベーション (hatenablog.com)


 

予想通り届いた製品のパッケージはヒルストーンになっています。('◇')ゞ

しかし伝票のバーコードはサンパーシーになってました。間違いないく両社の製品は同じものですね。('◇')ゞ

まず、ネット上で収納袋が小さいとか、縫製が悪くて速攻割けたというのが多いですが、私のものは全くそんなことはありません。収納も相当適当に畳んでもかなり余裕がありますから、そういうネガティブ投稿をした人が、信じられないレベルで不器用かぞんざいな扱いをしているのだろうと思います。口コミ投稿の怖さですね。(+o+)

中身を出すと真中にポールなどを包んで丁寧に紐止めしてありました。取説は日本語で判りやすいです。これもネットに全く簡単じゃなかったという口コミがありますが、実際に張ってみた感想からすると、「余りに不器用か理解力が無い人」の口コミだと思います。これを難しいという人はキャンプはしない方が良いです。(+o+)

ポールは厚手のグラスファイバーですので、確かに口コミ通り重いです。但し簡単に折れたという人の口コミは、無理に曲げたためだと思われます。強度は相当にあります。

こちらはタープ状に張り出す時のポールです。中に紐が入っていないのは、高さを調節できるようになっているためです。

この吸盤もよく売られているものと全く同じです。予想以上に吸着力があり、実使用に問題はありませんでした。張り綱もちゃんとしていました。ペグはスチール製の安物ですが実使用で問題無しです。

予想通り防水コートは安いシルバーコーティングですので耐水圧は低めの1,500mmhg(雨傘と同レベル)ですが、今回夕立に耐えましたのでまあ、問題無しです。

但しシームシールがされていないので、安いシームテープを買ってシームシーリングをしました。相当に長さがあって面倒でしたが、綺麗にできました。

これもネットで「縫い目から雨漏りするので雨キャンには使えない」と言っている人がいますが、キャンパーならシームシールをDIYする位は知っているはずですし、出来るはずですから、素人のコメントだと思った方が良いです。(+o+)

シームシーリングの時に注意すべきは中央の天井です。ここはランタンフックがあるので、シームテープだけだと微妙に雨漏りする可能性があります。そこで表からセメダインのスーパーXクリアで縫い目をコートします。勿論テント専用のシームコートでも良いです。

熱溶着なのでアイロンの中温で施工します。コツはどの位の時間圧着すると丁度良いかを試しながらやることです。やり過ぎると溶けてしまいますし、時間や温度が足りないとすぐ剥がれてしまいます。施工後は透明になるので目立ちませんよ。(^_-)-☆


 

張ってみました。このキャンプ場は格安で客層が良く、管理人さんがとても良い人で釣りの話で盛り上がりました。空いている限り車を駐車場の線引きに関係無く好きなように停めることができますので、巨大キャンピングトレーラーも何台かいました。

車の窓は100均のプランター底に敷く網を上手く加工して網戸にしました。某社の製品を使うと装着後は窓を掃除できなくなりますし、冬は雪が凍り付いて大変なことになるのに価格は2万円弱もします。これなら両方の窓でやって220円です。(^_-)-☆

コツは当たり前ですがタープに確度をつけること。そうしないと雨が溜まります。側面は内側からクローズもできますし、写真のようにメッシュにすることもできます。メッシュにしていても夕立中に雨が入ることはありませんでした。

リアゲートの上はどうしても隙間が空くので適当なマグネットで貼り付けました。今回ちょっと適当にやっていますが、もう少し車側に寄せればもっと綺麗に隙間を無くせると思います。

側面の隙間は100均の25個入り110円のマグネットで留めましたが外れることも無く十分です。見づらいですが吸盤フックと接続しているところには3つアンカーグロメットがあるので、下側のグロメットから張り綱かゴムロープでホイールに接続すると、より取付がしっかりすると思います。

後ろから見るとこんな感じです。正面はメッシュになっていますが、タープを閉じればクローズできます。このタープはポールのところで半分に折ってジッパーで格納できますので、短くすることもできます。本当に良く考えられていますし、ネットの口コミよりも縫製含めた品質は非常に高いです。

このシェルターの使い勝手の良さは有名な小川テントのものやワークマンのものよりも上だと思いますし、お値段は格安です。

小川テントのものはこういうタープがついていませんし、ワークマンはタープが無い上にインナーテントが正面に設置されるので、実際のキャンプでは炭で調理することも難しいと思います。ブランドやネットの情報に流されず、自分のナレッジでしっかりとした判断をして購入すべきです。そのためには経験と判断力が重要だなと再認識した次第です。(^_-)-☆

今回1点失敗したのはシームシールをする際に、このタープの折り返し部分の縫い目を施工し忘れたことです。実際には雨漏りはありませんでしたが、これは次回の使用前に施工しておきたいと思います。(問題は宿でアイロンを借りれるかどうかです:笑)

張り終えて炭をおこしてビールを飲み始めた頃にゴロゴロと雷が鳴り、夕立が来ましたが全く問題ありませんでした。生地の撥水加工はしっかりとしており、水が綺麗に弾かれていたのは予想外の好ポイントでした。(^_-)-☆

このタイプのシェルターの課題として車の下部からの虫や隙間風の侵入があります。私はリアゲートに取り付けたので、こんな感じで100均ブルーシートを折り畳んで車のマットに挟んで垂らし、下はペグダウンしましたが、ペグダウンはしなくても十分な感じです。又、手間を掛けるなら網戸の網だけ買ってきて上手くDIYすれば風通しが良いものが作れそうですね。

そして何より良かったのが車から照明のコードを伸ばしたり、外に出ずに冷蔵庫から冷たいビールを取ったり、電子レンジを使ったりできたことです。一度カーサイドシェルターを使ったら、車とは別にテントを張る気はしなくなると思います。

尚、写真を撮り忘れましたが就寝時はシェルター内に手持ちの山岳テントのインナーだけを張りました。山岳テントでは定番のアライテントのライペンです。

このスタイルだと朝起きて、インナーテントやシュラフを外に出して干している間に朝ごはんや身支度を中ですることができる点も良いです。時間短縮になります。!(^^)!

ライペンは本格的な山岳テントなので、このような使い方にはハイクオリティ過ぎます。このようなシェルター内で使う場合防水性などは無くても良いので、安い中華製で十分でしょうね。('◇')ゞ


 

まあ、こんなので十分過ぎると思います。


 

翌朝外側には夜露が乗っていましたが、綺麗に弾かれていました。3面メッシュにしていたのですが、内側は結露が目立ちました。但し垂れてくる程では無く、内外ともタオルで拭いて朝日で乾かして短時間に収納できました。

モノが大きいので家の中で張ってみることができず、ぶっつけ本番のチャレンジでしたが、予想以上に良品で快適なキャンプをすることができました。超おススメです!(^^)/