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【DIY】G-SHOCKのキャパシタ(電池)交換

ふと思い立ちまして、数年使って無かったG-SHOCKの電池が交換できないか調べたら、簡単に交換出来そうなので純正のキャパシタをネットで購入してやってみました。

幾らソーラー充電しても全く充電されなくなっていました。前回使用したのはカナダのレベルストークというツインピークスみたいな町にBCスキーに行った時です。ワールドタイムがあるモデルなので、海外に行く時だけ使ってました。最近はパスポートも切れてしまい全く使っていませんでした。('◇')ゞ

私のモデルに合うのはこれでした。右は取り外した古いキャパシタです。若干膨らんでましたね。

ネットで簡単に購入出来ますが、お店によって値段が超マチマチですので、お店選びは注意してください。何しろ平然とこの価格の倍位の値段で出しているお店もありますので。(-"-)


 

使った工具はこれだけです。これ以外はアルコールが入っているウェットティッシュと普通のティッシュだけです。

まず裏蓋を止めているネジを外します。私は機械工学専攻修士卒なので、ここでちょっとネジの基本を。

こういう4か所のネジはいきなり一つずつ外すのでは無く、対角線上にすこしずつ緩めて外します。取り付ける時も対角線上に緩く締めて、同じく対角線上に少しずつ締め込んでいきます。理由は一つだけ締めたり緩めると歪むためです。この裏蓋で直接20気圧防水をしている訳では無いのですが、Oリングとの接触が不均一になると浸水の可能性もありますから、キチンと基本を守ってやるようにしましょう。

裏蓋を外すと裏蓋に圧電素子のアラーム基盤がついています。そして本体とのシーリングは細いOリングで行います。取り外したらOリングと裏蓋の裏はウェットティッシュティッシュで拭いて汚れを取りましょう。又、本体のOリング溝はマイナスドライバーかピンセットの先にティッシュを巻き付けて汚れを取ります。これはメーカーのモノ造りの現場でも汚れ取りの時の基本操作と同じやり方です。Oリングは細いのでちぎったり、伸ばしてしまわないように注意です。

又、裏蓋のネジ穴付近はOリングよりも外側なので、汗などで腐食がありました。同時に本体側には錆が付着していましたので、マイナスドライバーの先で錆を削って、ウェットティッシュティッシュで綺麗にしました。(リューターなどを持っている方はそれで磨くとより綺麗になりますが、ここは防水には無関係なので、そこそこ綺麗になれば十分です)

アラームの素子に電池交換後のリセット作業の方法が書いてあります。

絵の通りACとマイナス極をショートさせてリセットします。

電池交換の方法ですが上部の電池ケースの左側に爪があってプラスチックの基盤に引っ掛けてありますので、これを外側に広げると電池ケースのマイナス極を抑えているステンレス板が浮きますので、電池をスライドさせて抜きます。電池には最初の写真のようにショート防止の青いシールが付いていますので、これを新しい電池に張り直し、電池を入れて爪を押してロックさせれば電池交換は完了です。

その後、上記のようにリセット作業を行い、時計が動作することを確認して裏蓋を取り付ければ完了です。

バッチリ動作確認完了です。ちゃんとビープ音やアラームも鳴りました。

時計屋さんで電池交換してもらうと数千円掛かると思いますので、かなり安くできます。手先が不器用でなければ誰でも出来そうだと思いますので、一度トライしてみても良いのではないでしょうか。(但し自己責任でお願いします)