区役所から感震ブレーカーの補助が出るというので見積を申し込みました。ところが以下のことからお断りしました。
①区指定工事業者=シルバー人材センターで、見積もりに来た方は年齢的にも人格的にもアウトでした。
②簡単に取り付けだと思っていたら、バッチリ工事になるので壁の穴開けなどが必要だと判りました。
③自己負担金額が予想以上に高額でした。
この感震ブレーカーの自治体補助ですが、自治体ごとに内容は全くことなりまして、私の居住地域は「かなり豪華な機器」を指定していますが、自治体によってはコンセントごとの簡易型を必要個数配布しているところもありました。
で、結論ですが色々調べて簡易型で漏電ブレーカーを落とすタイプのものをECで購入して自分で取り付けました。
建材で有名なダイケン工業のブランドで出ているガルシャットです。電器メーカーからのOEMなのですが、元のブランドは停電時の非常用ライトがセットになっていて価格が高いのと、ライトは不要なのでこちらにしました。
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中身はこんな感じです。本体と水準器、固定用接着剤が塗布された取付ビスが入っています。この取付ビスを見ると親切な製品だなと思います。
仕組みは簡単でコンセントの接地側は通電しないように絶縁塗装されており、地震により本体内の振り子が配線をショートさせてアース線に流すことで疑似漏電を作り出し、漏電ブレーカーを落とすというものです。
類似製品には加速度センサーを使っているものもあるかもしれませんが、疑似漏電によりブレーカーを落とすタイプの仕組みは同じです。
取付が出来るコンセントはアース接地があるものに限られます。我が家で空いているアース接地が出来るコンセントはトイレと洗濯機だけでしたので、洗濯機のコンセントに付けることにしました。ここは梁が入っているので取付やすかったです。(梁の有無はセンサーで見ると良いのですが、無ければ手をグーにして指の関節で壁をトントン叩いていくと音の違いで判ります)
木造の壁は垂直が出ていないこともありますので、付属の水準器で確認します。
ビスがΦ3なのでΦ2で下穴を開けました。このようなマルチバッテリー工具を1セット持っていると色々と役立ちますので便利です。!(^^)!
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先程確認した場所にまずは1か所下穴を開けます。
次いで付属のビスで本体が動かない程度に仮止めし、水平を確認してから、もう片方の下穴を開けて両方のビスを本締めします。(締め過ぎによるネジ山ねじ切りと本体の割れに注意)
出来ました。もしパイロットランプが点かない場合は、宅内配線に問題があるので取説に従って対応してください。
テスターがあると自分で確認できます。予想よりも格安ですよね。
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取付てから試してみようと思いましたが、当然叩いた程度では作動しません。壁が揺れるような震度(5以上)にならないと作動しないので実験はできませんでした。あとはいざという時にちゃんと作動してくれることを祈るのみです。('◇')ゞ